流動資産担保融資による資金調達の特徴を教えます

服がかかっているラック

金融機関から融資を受けるためには、倒産などの貸し倒れのリスクがあるので融資額に見合った不動産などの担保を提供するのが原則です。しかし会社のなかには土地や建物などの不動産を保有していないことが珍しくありません。まとまった預貯金などがあれば、担保にすることも可能ですが、キャッシュフローを確保するためあまり手をつけたくないとの移行が強いのも現実です。しかし業種の如何をとわず、企業間取引では掛けの取引を行っているのが一般的です。またアパレルや電気店など小売業などにあっては、売掛金はあまり発生しない業種でも商品在庫などを保有しているものです。このように売掛債権や商品在庫など債権や動産の集合体に担保権を設定する資金調達手段が、流動資産担保融資(ABL)になります。

流動資産担保融資(ABL)の特徴は、会社(事業者)の売掛金や商品在庫などに対して包括的に担保権を設定するというものです。もちろん事業者の全ての保有財産に設定すると、債務者の拘束が協力なので所在場所や対照になる債権や動産などを指定することになります。流動資産担保融資においては、信用保証協会の保証がつくのが一般的です。ABLで融資が実行された後は、商品在庫の価格が変動したり、売掛債権では取引先の信用状況の変化などが起きることが想定されます。流動資産の特徴の一つに価格変動や信用性などが変化しやすい点を指摘することができますが、銀行などの融資期間としては在庫を仕入れたときの価格や額面どおりの金銭を回収できないリスクがあります。そのため流動資産担保を利用した設定企業は、商品在庫の状況や担保に差し出した売掛金の残高などを、銀行などの金融機関に対して三ヶ月に1回以上報告することが必要になります。

流動資産担保融資を利用することのメリットは、支払期日の制限を受けないので資金繰りの改善を期待できることです。また借入加納限度額は2億5000万円となっており、信用保証協会の保証率も定率に抑えられている点です。他方で流動資産担保融資で資金調達することには、デメリットがあるもの抑えておくべきです。そもそも売掛金や商品在庫などは企業の経済活動にとって、重要な試算です。それらが金融機関の管理下におかれます。つまり自由に処分する権限を制限されるので、高い収益の機会を逸するリスクがあります。またABLを利用した事実が車外に流出すると信用が毀損する恐れがあるのもデメリットといえます。